講話

校長室から






校長室から34 「心うずく話」 2月28日(火)

ことばあそびうたをつくるぞ


 子どもたちは、ことばあそびが大好きです。中でもしりとりあそびは、いつでも、どこでも、だれとでもあそべるので、人気があります。また、いろいろな人とやりとりができるので、おすすめです。いうまでもなく語彙の拡充にも役立ちます。

 国語の学習に使おうと「ことばあそび」の本をよく読みます。左の詩(ことばあそびうた)に出合いましたので紹介します。
 子どもの成長を見据えながら、「ぼう」という韻を踏んでいます。この詩をもとに、「ぼう」を使った替え詩を、つくってみることにしました。テーマを「四季」とし、年めぐりうたにしようと思うと、心がうずきました。「ぼう」のつくことば集めから始めました。駄作をご覧ください。 (若林)







校長室から33 「心しずまる話」 2月14日(火)

本が先か、映画が先か


 流行に遅れないようにと、ときどき話題の映画を見に行きます。映画に刺激されて、今、旅行をするなら、実在しなくても飛騨高山の糸守町に行ってみたいと思っています。
 昨年の夏休みに読んだ本で、いちばん泣けたのは、「聖の青春」(大崎善生作)でした。29歳で早世した将棋の村山聖(さとし)八段をモデルとした、この小説は映画化され、11月に公開されました。すぐさま、映画館に出向きました。【写真の文庫本と映画パンフレット参照】
 怪童と呼ばれた天才棋士村山聖(1969~1998)と、同じく100年に1人と言われる天才棋士羽生善治は、「東の羽生、西の村山」と並び称さるライバルでした。村山少年は、幼少期より腎臓の難病・ネフローゼ症候群を患い入退院を繰り返していました。病床で覚えた将棋に心を奪われ、将棋界の最高峰「名人」を夢見て、まっしぐらに突き進みます。自らの命を削りながら、病と戦い、将棋で戦いましたが、名人への夢半ばで、いや夢叶う直前で倒れました。
 原作の本には幼少の頃から、亡くなるまでのことが詳しく描かれているのに対し、映画では晩年の4年間にフォーカスされた壮絶な人生が描かれています。晩年の生きざまに絞られていますので、当然ながら感動が薄くなります。小さい頃からの苦しみや喜びが表現しきれないからです。「原作の方が断然おもしろい」が、鑑賞直後の感想でした。
 作品内容と別の意味で感動を覚えたのは、主演の俳優・松山ケンイチが、ネフローゼで丸くなった身体をつくり、静かな中にも鬼気迫る熱演していたところでした。役作りのために、自分の体を変えたところに「役者魂」を感じ、心を動かされたのです。「映画はおもしろい」という感想を持ちました。
 小さい頃は、映画を見てから原作を読んで、この本はおかしいと思ったこともありました。原作を読んでから、映画を見て、この主人公はおかしいと思ったこともありました。原作が先か、作品(映画や演劇、テレビドラマ等)が先か、どちらも楽しみたいと想う今日この頃です。 (若林)


 




校長室から32 「心がける話」 2月6日(月)

骨を強くする


 毎日見ている子どもたちの身体の成長は、それほど見えるものではありません。しかし、学校でも40日間ある夏休み明けには、「大きくなったなあ」と思う子が出てきます。そして、計測してみれば、誰もが身長や体重の数値が上がっています。小学校では、身体の成長が、目に見えて分かります。1年生と6年生の身体の大きさは大違いです。身体が大きくなるということは、骨がぐんぐん大きく太くなっていくことです。骨を強くしていかないと頑丈な身体にはなりません。
 全校朝会で「骨を強くする」という話をしました。

 1年生と4年生を身体の大きさを比べてみましょう。4年生が大きいのは、筋肉が増えただけではありません。骨格つまり骨が大きく太くなっているからです。丈夫な強い骨は、転んで少し曲がったくらいでは、元に戻るので簡単に折れません。(割り箸を使って演示する)しかし、中がすかすかの弱い骨は、ボキッと折れてしまいます。骨は身体を支える大事な働きをします。骨がしっかりしていなければ、真っ直ぐ立っていることもできません。さらに、骨は身体の中のもの(内蔵)や頭の中のものを守る大切な働きをします。
 1月25日に3年生が、社会科見学で守谷市にある「明治Meiji」なるほどファクトリーに行きました。そこは、主にヨーグルトをつくる工場でした。そこで、案内役の栄養士さんから、骨を強くするには、次の3つのことが必要だというお話を伺いました。【写真参照】

「カルシウムをとること」・「日光にあたること」・「運動をすること」


 「カルシウム」を多く含んでいるのは牛乳です。骨をつくるのに必要な牛乳は、毎日、給食に出てきます。皆さんは、いつも全部飲んでいますか。他にも小魚をはじめとする魚類やチーズなどの乳製品にも、カルシウムがたくさん含まれていますから、たくさん食べるように心がけましょう。
 2つ目は「日光にあたること」です。江戸取タイムや昼休みには外遊びをして、太陽の光をたくさん浴びるようにしましょう。
 3つ目は身体を動かして「運動すること」です。「歩くこと」「走ること」は運動の基本といわれています。今週の水曜日(2月8日)には、チャレンジランニング大会があり、長く走り続けることに挑戦します。力いっぱい走りましょう。
 丈夫な身体をつくるためには、しっかり食べたり飲んだりすることで「栄養」をとり、「運動」をして身体を鍛えることが必要なのです。 (若林)


 




校長室から31 「心おどる話」 1月30日(月)

主役はだあれ


 本校では、心の教育の一環として、「本物に触れること」を大事にした芸術鑑賞会を、毎年開催しています。1月19日には、1年生から4年生までの全員が、観光バス9台を連ねて、新橋の四季劇場「海」に、ミュージカル「アラジン」を見に行きました。「ライオンキング」「リトルマーメイド」に続いて3度目の劇団四季の公演鑑賞です。
 次の週の全校朝会で、芸術鑑賞会「アラジン」のことを話題に取り上げました。

 『優れた本物を見るとだれでも心が動きます。「アラジン」を見て、皆さんは、どんな感想を持ったでしょうか。歌とダンスが見事でしたね。アンサンブルのダンス(剣を使ったダンス、タップダンス、ベリーダンス)もよく揃っていてきれいでした。舞台装置や衣装もすてきでした。空飛ぶじゅうたんに乗ってみたいと思った人もいたことでしょう。魔法のランプがほしいと思った人もいたでしょうね。
 ミュージカルには、たくさんの人物が登場しました。思い出せますか。主な人物6人を挙げますので、姿を思い出してみましょう。
 アラジン(アリー王子の正体)・ジャスミン(王女)・サルタン(国王でジャスミンの父)・ジャファー(黒い服の国務大臣で、剣のような杖を持っていました。国王の座をねらっていました。)・イアーゴ(ジャファーの部下、映画ではオウムでした。同じことを繰り返ししゃべっていました。)・ジーニー(魔法のランプから出てきた魔人、ご主人様の願いごとをいくつか叶えていました。)
 さて、皆さんは、だれが主役だと思いますか。どの人物に魅力を感じましたか。手を挙げてみましょう。(*あえて、「一人に」と言わない)

 【アラジンに半数強、ジーニーに半数弱が挙手する】

 わたしは、ジーニーが重要人物だと思います。キャストと観客をつなぐ役割をしていたからです。アドリブも上手でした。2階席に向かって、「よい子の皆さん」と呼びかけてくれましたね。皆さんはよく笑ったり、拍手をしたりして、呼びかけに応えていました。悪役のジャファーの部下のイアーゴも魅力的な人物でした。
 主役はだれかというと、みんなが主役です。アンサンブルを踊っていたグループも、3人組の仲間も一人ひとりが主役です。登場人物すべての人が主役です。さらに姿は見えなくても、舞台装置を作り、動かしていた人、衣装や小道具を作った人、照明や音響を担当した人なども、すべて主役です。みんなで一つのミュージカルを創り上げていました。
 12月の音楽発表会のそうでしたね。歌を歌った人、楽器を演奏した人、音楽劇に出た役の人も、一人ひとりが主役でした。』

 「主役」とは、自分の役割の仕事を、自分の責任で果たす人のことです。 (若林)


  




校長室から30 「心とりこむ話」 1月17日(火)

ことしは、なに年? え・ど・とり年。


 本校では、ICT教育に力を入れていますので、パソコンやワープロを使いこなせる子にしたいと考えています。同時に手書きの教育を大事にしています。手(からだ)を通してのことばの獲得は、幼少期からきちんと身につけたいことです。日頃から作文や絵だより、そして手紙類を、手で書くことを推奨しています。苦労して書いたり読んだりして、試行錯誤を繰り返していかないと、確かなことばは身につきません。書くことは考えることで、労力の要ることです。書くこと(考えること)を億劫がらない子に育てていきたいものです。
 その一環として、年賀状や暑中見舞状・残暑見舞状を、子どもたちと担任団でやりとりをしています。印刷したものには、必ず添え書きをするように話しています。

 今年も、子どもたちから、担任のみならず、校長先生宛に、たくさんの年賀状が届きました。その返事には、これまでずっと、その年の干支を盛り込んで一筆書いてきました。昨年の年賀状の返信用に用意したのは「なぞなぞ」です。「合唱リハーサルで勝ったのは、だあれ?」答えは問題文の中にあります。「がっしょうりはーさる」(勝利はー猿)。会心作でした。
 さて、今年はとり年。鳥取県の観光案内「とっとりで待っとります」に負けないことばを考えていました。アトリエの中には、何がいる? あ!とり、絵!ことしは、なに年?えど・とり年。ゆとりのある年になりますように! これは、改心作ということでしょうか。

 3年生のO女児からの年賀状には、とり年にちなんだすてきな添え書きがありました。
 「江戸取は 夢をはこんで とびたつよ」(下の写真参照)
 今年4月は開校4年目、はばたく「えど・とり年」です。 (若林)


 




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